散弾銃は、基本的には一発の実包から数十から数百粒の弾を射出し、クレーや鳥、小動物など、比較的近距離で動いている的を撃つ事に向いています。
銃のセッティングによって異なりますが、おおむね有効射程距離は30から40メートルで、標的に当たって有効な散弾は直径30から50センチくらいに拡散します。 クレー射撃用の銃であれば、トラップガンやスキートガン等、競技に応じて細分化されています。
また、バックショットやスラッグなど、大物用の弾丸を使用することで、シカやイノシシなどの大物を狙う事もできます。
散弾銃の中には、名称と矛盾するのですが「ハーフライフル」という銃身を持った銃があり、これはスラッグ弾(単弾)専用で、散弾を撃つ事はできません。(その意味で「散弾銃」ではなく「ショットガン」と呼んだ方が正確なのですが…)通常の散弾銃よりも有効射程と弾道特性が優れているため、シカ、イノシシ、クマ等の大物を専門に狙うのであれば、非常に有効な銃です。
一言で散弾銃といっても、さまざまな種類があるので、自分が何をしたいかをよく考えて、所持許可申請をする必要があります。