狩猟や射撃が他のスポーツよりも手間がかかる点は、銃の所持に警察の許可が必要であるという点です。
銃砲店の店頭やバックヤードには、いろいろな銃が並んでいますし、通信販売も行っています。程度の良い中古でも、10万円から20万円も出せば、安心して使うことのできる銃をお求めになる事ができます。
「銃って意外と安いし、すぐにお金を払って買って帰りたい!」
…というお客さまも多いのですが、残念ながらそういうわけにはいかないのです。
では、銃の所持許可を取るにはどうすれば良いか、という手続きですが、おおざっぱな流れは以下の通りです。
1. 警察署で猟銃等所持初心者講習の受講申し込み→受理されたら次へ。
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2. 初心者講習の受講→合格したら次へ。
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3. 警察署で教習射撃の申し込み。診断書等の準備、銃砲店や射撃場で教習射撃の予約→受理されたら次へ。
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4. 教習射撃の受講→合格したら次へ。
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5. どの銃を買うか決める。自宅にガンロッカー(保管設備)等を整える→準備出来たらいよいよ次へ。
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6. 警察署で銃の所持許可申請。
↓(警察による審査期間。2から3カ月くらい)
7. 許可証発行。
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8. 銃の購入。
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9. 警察署で銃の確認。
以上の通り、けっこうな手間がかかります。また、これらのプロセスのうち、警察署での申請は平日の昼間に、本人が住所地の所轄警察署に行く必要があります。また、初心者講習も平日に、丸1日の受講が必要ですので、最初に銃を持つための数カ月の間は、平日に5、6回警察署に行く必要があります。これがちょっと面倒ですが、これさえクリアしたらあとは意外と手間はありません。実際に、会社勤めの方や公務員の方もこの手続きをされて、銃を購入されてますからね。