狩猟やスキート射撃に使用することが多い自動銃は、散弾銃の中でも特に汎用性が高く、銃身やチョークを交換することでいろいろな用途に使うことができます。そのため、銃所持の最初の1丁として自動銃を選択される方も多くいらっしゃいます。今回は、まったくの初心者の方にも安心してお勧めできる自動銃を紹介します。
最近の自動散弾銃の売れ筋No.1です。12番で重量約3キロと軽量ですが、猟用の3インチマグナムにも対応しています。射撃用24グラム装弾でも回転不良はほとんど発生せず、信頼性は自動銃の中では最高です。また、銃床や機関部の質感も高く、外見も美しい銃です。新銃で25万円より。中古も人気が高いため数が少なく、10万円台後半より。
世界中で一番売れている散弾銃です。流通在庫の豊富な1970年代の製品は26インチ銃身で3.3kg程度とやや重いのですが、スチール削り出しの機関部の重厚な質感や品の良い表面仕上げは今の銃には無いおもむきがあります。猟用装弾を使用した際の信頼性はいうまでもありませんが、ガスピストンの調整で射撃用の24グラム装弾にも対応可能です。
交換用のストックや銃身も純正・社外品ともに幅広くラインナップされており、自分好みのカスタマイズも楽しめます。中古部品も豊富ですので、万一故障しても修理も迅速・安価に行なえます。実猟に使われていた中古であれば5万円より。10万円もあれば、相当状態の良い個体をご用意できます。
すでに倒産してしまった日本のガンメーカー・SKBですが、製品の良さには定評があります。M1300は1970年代から80年代の製品で、すでに廃盤となってから長いので、あまり人気がありませんが、動作は確実で故障も少なく、安心して撃つことができます。猟用の3インチマグナム装弾には対応していませんし、スラッグ銃身のようなカスタマイズオプションもありませんが、安価で、しかも射撃用の銃ですので外観のきれいな個体を手に入れることができます。スキート射撃と大物猟のバックショット射撃にしか使わないような方であれば、きわめてお買い得です。
また、銃の所持許可が難しくなったとはいえ、散弾銃2丁は申請をすれば許可されるので、とりあえず最初の1丁を安価に購入して、銃に慣れたいという方にもお勧めです。4万円よりご用意できます。