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2011/08/27

ケメン…上下2連のもう一つの選択 その2

Tweet ThisSend to Facebook | by miyako

その1では、ケメンの歴史などについて書かせていただきましたが、その2では、ケメンとペラッツィとの機構的な違いについて紹介させていただきます。

 「上下二連は何が変わったか」でも書いたとおり、銃という道具は機構的には完成されてから100年近く経過しており、例えば自動車であればV8エンジンだとかハイブリッドだとかいうような、はっきりコレという違いは出にくいものです。

 今回精査してみて驚きましたが、銃身や松葉バネ(激発バネ)などは、まったくそのままか微細な調整で流用することも可能なほど、寸法が似通っています。もしかしたらバネは共通の外部メーカーで生産しているのかもしれませんが…それはさておき、普段は店頭でもなかなか比較できないケメンとペラッチの徹底解説です。買う気がなくてもじっくり見ることが出来るのがインターネットのいいところですので、心ゆくまでご覧ください(笑)。

 
 
◎銃身
 
「重い」銃だと言われるペラッツィですが、つぶさに見てみると軽量化のための工夫がされていることがわかります。
 まず、先台をはずすと、先台にかくれて見えない部分は、中間リブ(上下の銃身をロウ付けしている部分)がありません(現行MX8)。軽量化のためでしょう。
 しかし、写真のMX8は、銃身が実測で1.58キロあります、ケメンは1.56キロです。
 写真のケメンは、先台の部分まで中間リブがある上に、ステップリブ(段付き、途中からハイリブ)ですのでそのぶんかさが高く重たいはずなのですがペラッツィより軽くなっています。
 銃身そのものの太さ、厚みは、見た目ではほぼ同じです。

 重いと評判のペラッチと良く似た外観で、ステップリブのモデルはペラッチ以上に重い、撃ち手を選ぶ銃だ、という印象を持たれてしまうかも知れませんが、実際に銃身を計量してみると、むしろ軽い銃身であることがわかります。
  

12:04 | 投票する | 投票数(13) | コメント(0) | トラックバック(0) | 射撃銃関連