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2011/11/20

初猟(Web担)

Tweet ThisSend to Facebook | by shotamakino
猛禽クラブ北陸部局も、この週末から出猟しております。

 解禁後初の週末、19日は大荒れの天気。猟場ではタバコに火がつかないほどの悪天候です。

 しかし、猟師の欲というのは深いもので、日の出前から私も目をつけていた谷に無線つきの四駆が入っていきます。初猟から人とかち合うのも気が悪いので、モノは少ないけど安心して撃てる小川で日の出を迎えることにしました。

 それでもさすがに実質解禁初日みたいな土曜の朝。日の出とともにパ、パーンという銃声が遠くから響きます。私の猟場は、道からぱっと見えるところにはモノがいなかったので、まだ枯れないカヤとクズが茂る河川敷をこぎわけて、水辺に足を進めます。

 ふっと、頭上に黒い影。5羽のマガモが低く私の頭をかすめます。他の池か川で撃ちかけられ、逃げてきたのでしょう。私の姿が藪に隠れて見えなかったのか、それとも川面を回り込む風にあおられたか、ほんの10メートルか15メートルの高さを飛んでいきます。

 あわてて銃に弾を装填し、追い矢一発。高威力で反動も強いウィンチェスターの3号です。これはケツを撃って失中。二の矢はレミントンの輸入弾、4号。今年初めて使う、強力なことで名高いウィンチェスターよりも更に強い実包です。群れの真ん中の一羽の頭を狙ってドン! 同時に、右から左に突風が吹き、カモが群れごと横滑り。もう一発撃とうにも、私は射撃の反動で転倒してしまって、まったく情けない体たらくでした。

 その後、風雨に負けずに川と池を回り、結局空気銃でカルガモ2羽、散弾でマガモ1羽が初日の猟果でした。

 あれだけよく当たる空気銃でも、猟野で風も吹き、距離にもバラつきがあると、50メートルも離れるとなかなか当たりません。直近には着弾するんですけどね。
 空気銃でしとめた2羽は、いずれも20メートルくらいの、いわゆるスナップショット。堤防の陰に隠れて近づけるだけ接近し、1羽は6倍、もう1羽は3倍まで倍率を落として、立ち上がりざまにパチンと一発。両方頸に着弾して、頚椎を砕いていたのはわれながら見事でした。カモと言えども半矢で苦しませるのは忍びないです。今回のように急所に入ると、クッとひっくり返って、水面に横倒しになります。

 法定数までは行かなかったものの、上々の滑り出し。

 突風に流されて、頭上をかすめとんだ白鳥の群れ…白鳥って翼を広げると2メートルもあって、すごい迫力です。田んぼの真ん中に生えていた甘柿を分けていただいて、カモの血がついたままのナイフで皮をむいて、食べた味の旨いこと。獲物だけでなく、その周辺も含めて充実した一日でした。

 皆さん、今期も安全で楽しい猟にしましょう!


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