愛用のM870 SCで、スキート射撃。
この写真の面白いところ、わかりますか? 空薬莢が空中に飛び出した瞬間に、すでに遊底が閉鎖され、次弾の射撃準備が完了しています。
ポンプアクション、手動の銃でも、練習しだいで1秒以内にフル装填の3発、連射することができます。自動銃より速い連射、というヤツです。
(撃つのと当たるのは別問題。同時に飛ばしたクレー3枚割ってみろ、とか、カモ3羽落としてみろ、なんて言ってはいけませんよ!)
先台も、中指と親指の付け根で挟むだけで、他の指は添えただけの軽いグリップ。力を要れずに操作しています。このあたり、M870の高級グレード、ウィングマスターの出来の良さで、同じM870でも廉価版のエキスプレスと差がつくところです。どうせ買うなら、高いといっても2,3万の値段の違い、ウィングマスターを強くおすすめします!エキスプレスは、正直なところ錆びやすいです。外観だけならいいですが、機関部もさびやすいですね、狩猟に使うならなおのことですね!!
今回は、若手の猟友と二人で、猟期前の練習の練習。ちょっと工夫して、交代で拾い撃ちをしてみました。
スキートの1番なら1番にて、射台に入ったら、プーラーさんに「マーク、ノータイマーで放出してください」等、練習したい内容を伝えます。マークならマークばっかり、5発射ったら交代。次の人も、プールならプール、マークならマークで5発撃って、交代。同じ射台で合計25発撃ったら、1ラウンド終了。
一人で25発も続けて拾い撃ちをすると、休憩をとるペースがつかみにくく、雑な撃ち方になりがちですが、交代で撃ちながら、射撃の写真を撮影し合い、自分でフォームを確認すると、とても良い練習になることがわかりました。
スキートもトラップも、最初は普通に回ると、5枚も当たらないこともままあり、タマの無駄! と、面白くなくなってしまいますので、スキートなら7番で拾い撃ちするとか、トラップなら射台を前に出してもらうとか、ちょっと簡単なルールで慣れる事が大事です。そのうち半分くらいは当たるようになって、正規のルールで射台を回っても、楽しみながら撃てるようになります。
射撃は、本当の初心者のうちは、あんまり面白くない…文字通り、外れてばっかりだと、不機嫌になって、面白くない! こともあるのですが、その反面、きれいな射撃ができたときの快感は、他のスポーツには無いものです。
秋晴れの空に、クレーが粉々に消し飛んで、煙となって漂う景色は、なんとも言えず、猟期への期待が高まります。さあ、練習、練習!