今年の春先から、講談社のイブニングで「山賊ダイアリー」というマンガが連載されていまして、珍しいかな作者の岡本健太郎氏自身もエアライフル猟師、銃の所持許可やハンティングライフの実録物です。
かなり淡々とハンティングライフを描いていらっしゃいますが、自身の体験に基づいた飾らない作風がかえってリアルなのか「罠にかかった猪に、ヤリでとどめを刺す」ってエピソードなんか、2ちゃんねるで話題になってましたね。
たしかに21世紀の日本で「ヤリ」なんて日常離れした単語ですが、大物を狙うハンターにとっては当たり前の道具で、私らなんか場合によっちゃ棍棒で…そこらへんの話は、私が春まで執筆していた猟友会姫路支部のブログに詳しいです。
ちなみに、紙面に出ている銃は「シャープ エースハンター」でした。詳しくは、こちらのページを参考にしてください。
もう一つ、2009年からスピリッツで連載されている花沢健吾氏の「アイアムアヒーロー」も、許可銃を持った主人公が活躍「しない」マンガで、許可証や射撃会のお知らせハガキが作中に登場するあたりは、思わず「よく調べてンなぁ~」と唸ってしまう描きこみです。

主人公のさえない漫画化が鬱屈した日々を送る中、日本で謎の感染症が蔓延。バイオハザードのゾンビみたいに襲いかかってくるところを、SKBのトラップガンでバカスカ撃ちたお…さない。
正直、単行本3巻までしか読んでないんですが、非常時なのにいちいち法律を気にして、銃を取り出しもしない、ちょっと悶々としたお話です。
実はこのマンガ、フィクションといえども許可銃の持ち主が主人公と知って、射撃でも狩猟でもない状況で銃を取り出すエピソードって、このご時勢むずかしいだろうなぁーと思っていたのです。なるほど、主人公に銃を撃たせない展開で話を進めております。
あー、ちなみに主人公の所持銃、ベレッタのASEにも見えますが、私はSKBのMJシリーズだと思います。
ASEとMJを見分けるポイントは先台のチェッカリングの入り方で、正直なところマンガの中の描写ではSKBと断言するに足りないんですが、この主人公、キャラ的にブランド志向が強いから、もしも有名ブランドであるベレッタの銃なら、ガンケースやメンテナンスグッヅもベレッタで揃えるだろうし、ベレッタであることに言及するような記述があるほうが自然だと思います。
SKBのMJといえば、有名人ではグラドルの相原みぃさんがお持ちのはずですね。私、FS誌のモデルではみぃちゃんが一番気に入ってます。
途中までしか読まないで紹介もなんですが、四方山話でした。